Xbox Game Bar で Windows 画面のキャプチャができない(録画ボタンが無効) -NVIDIA エンコーダ 対応の確認とOBSの導入-


今回の問題と対応問題

問題

Xbox Game Bar で録画ボタンが無効になってしまう

なぜか録画ボタンが無効のまま

原因

動画作成のため画面収録をしようとしたが、利用しているパソコンにNVIDIAのT500というGPUが搭載されている。
xboxのこちらのページに、キャプチャに関するハードウェア要件がビデオカードのベンダーごとに整理されていた。NVIDIAではNVENCというエンコーダに対応している必要があるものの、まさにこのT500がそれに対応していないようだった。
https://support.xbox.com/ja-JP/help/friends-social-activity/share-socialize/pc-hardware-requirements-for-capturing
なんとっ!動画づくりのためにこのPCを選んだのに…。

対応 OBS Studio と コーデック x264vfw

別の方法を探る。

OBS Studioというフリーソフトを見つけたのでいったんそれを試してみることにした。

結論としてはアタリ

結局このソフトでも、仕組みとしてエンコーダのサポートが必要なことは同じようなので無理そうに思えた…。しかしやってみると、画面キャプチャの際の動作にハードウェアエンコーディングを使うかソフトウェアエンコーディングを使うかを選ぶことができるようだった。

このPCにソフトウェアエンコーディングの環境を作ればできそう!ということでやってみた。

OBS Studio インストール作業

インストールはそのままポチポチ進めていき、以下の選択肢では、特に動画配信の予定はないので真ん中を選択。

FPSを選んで次に進むと次のように出た。動くといいが…。

キャプチャ方法

キャプチャはソースとなるアプリケーションを選んで録画を開始するシンプルなものだった。

左下のソースで+マークを選択し、キャプチャしたい画面を選ぶ

このようになる。

ファイル>設定>出力

エンコーダの選択肢を確認

はじめはx264でも動作しなかった。当然NVENCは動作せず。

x264vfwインストール

そこでx264vfwをインストールした。これはH.264のコーデックで以下のリンクでダウンロードできる。

x264vfw - Browse Files at SourceForge.net
x264vfw is the VfW (Video for Windows) version of well known x264 encoder + ffh264 decoder (from FFmpeg/Libav project).

これをOBSから呼び出すことができるようになり、ソフトウェアエンコーディングが可能になる、というもの。

ちなみにx264vfwを入れてもGame barでのキャプチャはできなさそうだった。でも一通り使ってみたけどOBS使いやすいから結果オーライかも。


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