先日ジャガイモの植え付けを行った。2種類植えた中のひとつ、キタアカリの種芋は2月にホームセンターで購入した。
家庭菜園を始めるまでは、ホームセンターに種芋が置かれていることなんて知らなかった。
以前は近所に畑があるエリアになんて住んでいなかったのでなおさらだ。新しい世界に日々ワクワクできている。
そんな初心者な自分は、家庭菜園にまつわる本やYoutube動画などをざっと見て学び、植え付けの時期に必要な知識をつけていった。
ただ、いつも仕事に家事にと忙しい中でどうしても細切れになった時間の中で生活をしていて、腰を据えて物事に取り組めておらず、このジャガイモ栽培に関しても早速ちょっと失敗したようだ。来年のために備忘録を残しておこうと思う。
初めての芽出し
芽出しの目的
芽出しは、刺激を与え、生育を良くするための作業。
種芋の発芽を促すことで、より大きく芋を育てる結果につながる。
収穫までにかかる時間を短縮
種芋のまま植えると、土の上に芽が出てくるようになるまでに時間がかかってしまう。
芽を出しておくことで、土に植えてから収穫までの時間を短くできる。
ジャガイモはもともと涼しい気候を好み、30℃ぐらいになると芋が大きくならなくなってしまう性質がある。
だから春から植えたとしても、すぐに暑くなってしまう地域では芋が大きくなるまでに使える時間が短くなってしまう。そんな地域においても芽出しはとても重要な作業になりそうだ。
芽出しのタイミング
買ってきた種芋は植える時期を逆算して、芽出しの作業をすることになる。
ジャガイモの植え付けのおよそ2〜4週間前、数日ごとにひっくり返しながら光に当てる。
植えても芽が出ない芋を植えずに済む
貸農園で園芸をやっている人としては、限られたスペースに植える芋は、ちゃんと育ちそうなものに絞りたい。
植える前に目出しをすれば、光を当てても芽が出てこないような不良なものを見つけ出すことができる。
失敗したこと -明るさと期間-
芽出しのゴールは、多くの書籍等では芽が概ね5mm程度に成長するぐらいとしているものが多かった。あまり長く育たせすぎても芽が取れやすくなってしまうのでよろしくないようだ。
我が家はちょっと長い間やりすぎたかもしれない。
注意しながら扱うようにはしたので、芽が取れることは最後までなく済んだのはよかった。
そしてもう一つの失敗は購入後の保管場所だった。
ホームセンターで種芋を購入後、本格的に芽出しを開始する前に、日光が当たらない北向きの書斎で、机の下、薄暗い場所で保管していた。
この間に白く貧弱そうなジャガイモの芽が少し出てきてしまった。
カーテン越しに日の光が射す場所でしばらくリカバリー
その後このキタアカリに加え、男爵芋の種芋も購入してきた。
3月半ばから4月頭のどこかで植えることを目指し、改めてその2種類のジャガイモの芽出しをリビングルームで行った。
白く徒長してしまっていた芽は、日の光のあたる場所にきてからはこの写真のように緑に成長するようになった。
なんとかなったのだと思いたい。
次のシーズンに向けて
ホームセンターに行くと、芋を植える時期になった今でも、在庫は十分にあるようだった。
なので、来年は2月の頭などに焦って購入する必要はないかなと思う。
来年も梅の花が咲くシーズン(この地域では3月初旬ごろから中旬)に合わせて、芽出しを行えば良いので、3月に入ってからでも十分間に合いそうだ。
薄暗い部屋の電灯程度の光でも芽が出てきてしまうので、暗いところで保管するなど注意すること。