(家庭菜園)牛糞堆肥を始めて撒いた – 全然臭くなかったよ!- 堆肥の使い所・役割

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そろそろ雪も降らなくなるかなと思ってホームセンターで牛糞堆肥を購入した。素人の自分からすると何ともインパクトの強い字面。「さあ次の週末に牛糞堆肥を撒くぞ」と思っていたら、またドカ雪が降ってしまって、しばらく畑仕事ができなくなってしまった。

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車にずっと置かれ続ける「牛糞堆肥」

主張激しい「」の文字。

車の荷室を開けるたび飛び込んでくるその文字のインパクトになんとなくソワソワしてしまう気持ちを感じながら追加で10日ほど過ごした。早くどかしたいよ

牛糞堆肥は臭いの?臭くないの?

とはいえこの堆肥、元々は牛糞だったものの、完熟の堆肥になれば不思議とあの匂いはまったくしないらしい

詳しい人たちがそう言うのだから本当にそうなんだろうなと思いつつも、「いや、実際はそんなこと言って嗅いでみたらさ、やっぱり オエ〜!ゲホゲホ!みたいになるんじゃないの?」などとうっすら変な期待(?)をしながら嗅いでみた。が、もちろん糞の匂いはしなかった。(対して鶏糞肥料は鶏小屋みたいな匂いがした。)

普通の土とはちょっと違う匂いで、もっと植物っぽい匂いがする気がした。ベランダで花を植えたりした経験がある人ならわかる、どちらかというと腐葉土等と近い感じがした。

ちゃんと完熟していたようでよかった。

牛糞堆肥の中身

いや、う○こだよ。

じゃなくて、いや、もちろんそれもあるんだけど、牛糞堆肥は稲藁や籾殻などをまぜ、小屋で雨に当たらないように管理された中で長期間かけて発酵させていくそうだ。

写真は昨年近所の牧場を見学させてもらったときの牛さんたち。その時はオーナーの方が忙しなくトラクターで牛糞をかき集められていた。牛は1日にもの何十キロというすごい量の糞をするそうだ。100頭ほど牛を飼われている牧場だったので…うん t レベルか…。

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この糞を集め、しっかりと業者さんがそれぞれ工夫した資材を混ぜて長い時間かけて発酵させたものが牛糞堆肥となる。よって牛糞堆肥は100%ピュアう○こではないし、そして完熟した牛糞堆肥は糞尿の匂いは全くしない。畑に撒いても臭くないから安心して使いましょう。

堆肥はよりよい土づくりのために使う

堆肥の役割

堆肥は土の団粒構造を形成(団粒構造については別ページ)するために役立つ。野菜が育ちやすい土のそのモロモロとした構造を作るためには微生物が作る”のり”が重要になる。この”のり”は微生物が有機物を分解した時にできる。

契約当初の放置されていた畑の土

前の借り手がいつまで使っていたかもよく分からないうちの市民農園の区画の土には、微生物のエサになるようなものは豊富には含まれていないだろうと想像している。

畑の土は、それまでに作っていた野菜の収穫で有機物が外に出ていってしまうワケなので、新しく野菜を作る前には有機物を入れてやらないとならない。そうしないとうちの畑の場合、微生物の餌になるものと言ったら前の人が残した野菜クズ、飛んでくる落ち葉や枯れ草程度だったのではないかと思った。

堆肥にも種類がある

堆肥にも色々とあって、大きく分けると植物性の堆肥と動物(の糞)由来の堆肥とがある。

  • 植物性
    • 腐葉土
    • バーク堆肥
  • 動物性堆肥
    • 牛糞堆肥
    • 2豚糞堆肥
    • 鶏糞堆肥
    • 馬糞堆肥 など

植物性はの堆肥肥料成分は少ないながらも、土をふかふかにする効果が非常に高い。これだけだと窒素が欠乏してしまいやすいので、肥料で補う必要がある。

対して動物性堆肥窒素、リン、カリといった肥料成分が多く含まれている

どちらがいいというものではなく、目的に応じて使い分けることになる。

牛糞堆肥はバランス型の窒素・リン・カリがバランスよく含まれている動物性の堆肥。

牛糞堆肥の使い方

堆肥を撒く時期

野菜を育てる短くとも2週間ほど前に撒いておいた方が良いらしい。こうして栄養分が多く含まれる堆肥を撒いたりしたあと、そこから微生物による分解が始まるので、それが落ち着いたあとに野菜を育て始めるといいそうだ。

牛糞堆肥の適切な量は?

畑や庭1m2あたりに0.5〜1kgほど撒くのが土に詳しい人がおすすめしている量のようだ。2kgと言っている人も多い。この量に関しては野菜の種類や、その堆肥の成分によってまた変わってきて奥が深いようなので、まあ一旦このぐらいと思っておけばよさそう。

うちの畑は25m2ほどで、その半分強ほどの面積に撒きたかったので、今回は20kgとちょっと分購入して撒いた。

また、堆肥の量は育てたい野菜によって適切な量が違ってくる。例えば今後育てたいと思っているジャガイモやさつまいもに関してはあまり肥料分が多すぎてもよくないそうだ。

先ほどの契約当初の黒さがなくパサパサした感じの土だった頃の写真と比べて、かなり雰囲気が変わったように感じる。少しさくふわになった気がする。

今後の作業

堆肥を撒いた後土が落ち着いたら、改めて土の酸度を計測して、投入する石灰の量を考えようと思う。

その後は必要に応じて熔リン、その後は肥料を与えるというのを1週間ずつぐらいずらしてそれぞれ進めていく。

なにぶん初めての家庭菜園なので、今回の堆肥やそのやり方がどうなるのか見当がつかない。きっとうまく行っていると願って家庭菜園の先輩たちにLINEとかで連絡して写真を見せたりして励ましの言葉をもらったりしている。

それにしても堆肥を鋤き込む作業は結構疲れた。翌日は色々なところが筋肉痛になっていた。



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